二番茶の準備が始まりました

長かった一番茶も無事終了し、畑ではすでに来月から始まる二番茶の準備が行われています。
この準備は主に「ナラシ」と「台切り」という2つの作業になります。

「ナラシ」は一番茶の収穫時に刈り残した「遅れ芽」の除去作業です。
遅れ芽は二番茶の芽より先に成長するので、お茶の葉が出たばかりの”みるい(柔らかい)”葉ではなく、二番茶収穫時には”こわい(硬い)”葉になってしまいます。
この”みるい”葉と”こわい”葉が混ざってしまうと品質にバラツキが出来てしまうので、除去作業はとても大切な工程です。
「台切り」はお茶の木を半分くらい刈り込み、お茶の若返りをする作業です。
お茶の木は何年もお茶刈りをすると枝の数は増えますが、新芽や枝は痩せ細ってしまい、品質低下の原因になります。
そのため5・6年に1度くらいのペースで刈り込むことで太い新芽を出てきやすくします。
地道な作業ですが、二番茶も美味しいお茶を皆様にお届けできるように、畑のスタッフは朝から晩まで頑張っています。
応援よろしくお願いいたします!

余談ですが……。
「みるい」、「こわい」はお茶の専門用語ではなく、実は方言なんです!
この地域の年配の方は、「今日のお米はこわいね」「このほうれん草はみるくて美味しいね」と会話していました。小さいころは何でお米が怖いんだろう?と不思議に思ってましたが、今は私も自然と使っています(笑)

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